コーヒーの搾りかすを芝生に撒くと除草や肥料、土壌改良材の効果があります!

コーヒーを淹れたあとには必ずコーヒーかすが残りますが、コーヒーかすは、園芸用土として再利用できるエコアイテムでもあります。
コーヒーの搾りかすに除草効果がある事を、知らなかった人も多いのではないでしょうか。
 
実際にはどれくらいの効果なのか、使ってみた人でないとわからないかもしれないです。
思ったよりも弱かった、効果が強すぎたなんて感じた人もいるかもしれません。
 
コーヒーの搾りかすでなぜ芝生や庭の除草ができるのか、ほかの植物には影響がないのか、肥料や土壌改良材の効果について紹介します。

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コーヒーの搾りかすには除草効果がある!

コーヒーの搾りかすには除草効果がありますが、コーヒーに含まれる成分や除草効果の期間はどの程度なんでしょうか?

コーヒーに含まれる除草効果の成分

コーヒーに含まれている成分を確認してみると、なぜ庭に撒いて除草効果が期待できるのかがわかります。
コーヒーに含まれる成分、それはポリフェノールとカフェインです。
 
これらの成分には植物の育成を阻害する効果があります。
そのため、除草剤でなくても雑草の育成にも効果があると思えます。
 
その効果の高さでいえば「植物を生えにくくする」「成長を抑制する」といったくらいの効果です。
その効果の目安は、植物の根本に使えば育ちにくくなってくるけれど枯れることはないといったものです。
 
言い換えると、除草効果というよりも雑草抑制効果といったほうがいいかもしれません。
また、カフェインの匂いを野良猫が嫌うため、野良猫の糞避けにもなります。

 
野良猫の糞避けにはカフェインの匂いがなくなれば効果は消えますが、野良猫は同じ場所で糞をする習性があるため、一定期間の糞避け効果は期待できます。

コーヒーの搾りかすの効く期間

コーヒーの搾りかすの除草効果
コーヒーの搾りかすに除草効果があるとは言え、その効果がどの程度有効か気になってきます。
ポリフェノールやカフェインは、土の中では微生物によってゆっくりと分解されていく成分です。
 
撒いたらずっと効果が続くということではなく、1年から半年の効果が期待されます。
それ以降は反対で撒いたところには、雑草がいっぱい育ってしまうことも考えられます。
 
なぜなら、土中の微生物が活発になるための環境をコーヒーの搾りかすが兼ね備えているからです。
コーヒーかすには小さな穴が無数に空いており、微生物に空気や水を届ける役割をするからです。
 
微生物がコーヒーかすの分解を助ける事で、肥料の三要素の一つ、窒素を作り出す働きがあります。
そのため、コーヒーの搾りかすはある程度までは除草効果があるけれどそれ以降は園芸用土の土壌改良材や肥料として役に立ってくるということになります。

コーヒーの搾りかすで除草をする方法

コーヒーの搾りかすで除草もできれば肥料効果もあることがわかってきました。
では、コーヒーの搾りかすでうまく除草するにはどうしたらよいのでしょうか?
 
雑草の除草対策にコーヒーの搾りかすを撒く場合、UCCの研究所が1㎡に対して10㎏のコーヒーかすが必要だと述べています。
それを土に混ぜ込むことで、植物の育成が10/1になったと記されています。
 
10㎏のコーヒーかすというとけっこうな量になりますが、それを家庭で一度に混ぜ込むというと大変な量になってしまいます。

家庭でうまく除草する方法

コーヒーかすの乾燥保存
コーヒーの搾りかすをうまく家庭で利用するには、どうしたらよいのでしょうか?
家庭ではコーヒーを飲んだ度、コーヒーかすを雑草が生えて気になる場所へ撒いていきます。
 
撒く場合には、乾燥してからの方が撒きやすいしカビにも強くなります。
時短で乾燥するには、フライパンでは焦げないよう乾煎り(からいり)したり、電子レンジで乾燥する、外で自然に乾燥させる方法などもあります。
 
コーヒーかすを乾燥させたら、口が大きく入れやすいビンに入れて保存してみましょう。
ビンに入れたら蓋の代わりに布をかぶせゴムや紐でしばると、コーヒーかすがこぼれる事もなく保存できます。

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コーヒーの搾りかすを芝生に使う場合

コーヒーにはカフェインやポリフェノール成分が含まれていて、雑草を抑制する働きがあります。
コーヒーかすにもその成分が残っているので芝生や庭先の雑草に効果があるといわれています。
 
芝生や庭にコーヒーかすを撒く場合の手順があります。
 
まず、撒きたい場所の雑草を予め先に取っておくことです。
そうすることで、雑草への抑制効果が高くなってきます。
 
その場合、撒くコーヒーかすはよく乾燥してから使ってください。
湿ったコーヒーかすだとカビが発生する場合があるし、乾燥したかすだと庭にも撒きやすくなってきます。

畑にコーヒーかすを使用する場合

畑にコーヒーかすを使用する場合も、芝生や庭先に撒く方法と同じです。
それ以外には、コーヒーかすを土の中に混ぜ込む方法というのもあります。
 
土の中に混ぜ込む場合には、コーヒーかすは乾燥させなくてもよいです。
ただ、コーヒーの搾りかすの量はかなりの量になると思えます。
 
喫茶店などでいらないコーヒーかすなどがあれば、利用するのもいいでしょう。
 

コーヒーの搾りかすの除草や肥料、土壌改良材効果のまとめ

コーヒーを淹れたあとのコーヒーかすは、雑草対策になり、そのまま放置しておくと肥料にもなります。
 
小さい子供さんやペットの対策にも安心して使うことができます。
そのほかにも虫除け対策や消臭対策にもなり、コーヒーかすは捨てずに使うと環境にもやさしい素材になります。

 
コーヒーかすを土の上に撒く場合は、一度に大量に撒いても除草効果がすぐに出ないですので、小まめに長期間撒き続ける必要があります。
 
注意して頂きたいのは、コーヒーの搾りかすの除草効果は植物の育成を抑える事で、肥料や土壌改良材効果は植物の育成を促進すると言う相反する効果がある事です。
 
雑草と育てている植物へ撒き方の工夫をしながら、コーヒーかすを有効に使ってみて下さい。

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